文学が好きな私のダイヤリー

いまの自分をただただ綴ってゆくだけの日記です。

10年前の自分にタイムスリップ

最近の私はことある事に、昔の自分にタイムスリップしている時がある。

 

10年前に読みかけだった小説を現在になってようやく続きを読み始めたり、はたまたある時期に没頭していたテレビゲームを思い出したかのように引き出してみたり。

 

読みかけだった小説と言うのは村上春樹さんの『1Q84』というタイトル。なかなかの長編小説なので、最後まで読むのにはかなりの根性が必要なのだ。

 

かくいう私も本を読むのが苦手な類いなので、読みかけの本が列を成して行列を作っている程だ。

 

と言う割には自分で小説をかいたりはしている。

 

だかしかし、継続する事が苦手な私にとってこの小説はいつ完結するのか?とこちらもなかなか完結しないのではないかと、心配ばかりが頭を過ぎる。

 

第1作目に書いた作品はどうしても完結したかった事もあり、コンテストに出すという目標を無理矢理作りやっとの思いで完結へと導いた。

 

コンテストは200字の原稿用紙何枚以上、という条件付きだった為にその分を補うべくなるべく丁寧な描写にしたり様々な試行錯誤が必要ではあった。

 

コンテストが2020年2月末で完結したのもこの年でした。

 

小説を書くに当たってはちゃんと自分なりの理由がある。自分が世の中に伝えたい事、である。

 

それを軸にいかに面白おかしく表現していくかが楽しみのひとつだった。

 

私の小説のルーツでもあったのがこの『1Q84』。

 

青豆と天吾という2人の主人公が交互に物語に登場し、同時進行でストーリーが展開される。当時の私には衝撃でしかなかった。

 

そして現在、1Q84を再び読み進めた時に新たな発見があった。

 

それは私の書く文章の書き方は、村上春樹さんの文章が柱になっていた事に気がついたのだ。

 

シーン毎に出演者を細かく描写する所などは無意識に村上春樹さんの作品を意識していたのだった。書き方もかなり似ていた。

 

これには自分でも驚きの表情である。

 

10年前に途中まで読んだ小説が、今になって自分の中で生き生きと育っていたことにビックリしたのだ。

 

やはり読んだ小説の中でも感銘を受けた作品と言うのは、自分のルーツにも繋がる何かがあるのでしょうか。

 

今はまた新たな作品を書き進めているのですが、2作目は1Q84の様に2つの世界が交互に展開されるストーリーにしてみました。

 

このスタイルは自分の中でお気に入りになりつつある感じですね。

 

再び読み始めた1Q84の中にもまだまだ様々なヒントが隠されているハズなので、こちらも楽しみに読み進めて行きたいと思います。

 

それではまた。